沖縄県にお住いの方で睡眠・耳・鼻のことでお困りでしたらお気軽にご相談ください
子どもでも、大人のようにいびきをかいて、その合間に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群になる場合があります。
原因としては、多くの場合「口蓋扁桃」と「咽頭扁桃(アデノイド)」が大きく、それによって空気の通り道が狭くなっていることが挙げられます。
また、アレルギー性鼻炎などで鼻づまりがひどいときも、いびきや睡眠中の無呼吸が起こることがあります。
睡眠時に無呼吸が起こると、眠りが浅くなって成長ホルモンの分泌が悪くなることがわかっており、それによって成長期の体重・身長の成長に遅れが出るといわれています。
また、精神面でもイライラし、怒りっぽくなったり、集中力がなくなって学習意欲が低下したりということが起こります。
夜間の睡眠状態をみるために一泊検査「終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)」を行います。
ご両親のどちらか(など、保護者の方)と一緒に、当クリニックの検査個室にお泊まりいただき、検査します。
睡眠の状態や呼吸の状態を脳波センサーなどさまざまなセンサーを使って詳しく調べ、日中や夜間の症状、喉・鼻の状態など総合的なことから診断・治療を行います。
自宅でできる簡易検査もあります。
ただし、自宅で行う場合は眠っている間にセンサーが外れてしまったり、うまくデータが取れなかったりすることもあるため、簡易検査では診断がつかないこともあります。
その場合は、終夜睡眠ポリグラフ検査での一泊検査を行います。
子どもの睡眠時無呼吸症候群は、その原因の多くが口蓋扁桃と咽頭扁桃(アデノイド)が大きいことです。
そのため、治療は手術で大きくなった口蓋扁桃と咽頭扁桃を取り除くという方法が約9割と多くを占めます。手術で気道を確保すれば、症状を改善することができます。
入院期間は約1週間で、就学前・4~6歳の頃に手術を受けることをおすすめしております。