睡眠時無呼吸症候群の検査の流れ

検査の流れ

初診

1初診

可能であれば、家族・ベッドパートナーとご一緒にお越しいただくか、睡眠時の録音・録画データをご持参いただくと円滑な問診ができます。 症状・患者さまの環境・ご要望などを考慮して、検査方法を選択していきます。

検査

2検査

患者さまの都合に合わせて、当院での一泊検査である終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)を行います。

3再診

検査の結果と治療方法の説明・選択を行っていきます。

CPAP(シーパップ)

4治療開始

検査結果に合わせて、CPAP療法・マウスピース療法などを行います。

検査の方法

終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)

睡眠時無呼吸症候群を正しく診断するための検査です。

夜間どのように眠っているか全体的に診るため、脳波・眼球運動・筋電図・呼吸運動・心電図・酸素飽和度・下肢の動きなどを記録します。

精密なデータがとれるので、迅速な診断が可能です。睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方は、(ほかの検査より)優先的にこちらを受けることをおすすめしています。

終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)
当クリニックの年間PSG検査実績
  • 2022年 216件
  • 2021年 298件
  • 2020年 279件

パルスオキシメーター検査

自宅で小型の機械を一晩装着してもらうことで、睡眠中の酸素濃度の低下や無呼吸の頻度を推測することができます。

簡易検査・スクリーニング検査(集団・複数の人の中で病気にかかっているかどうかの振るい分けをする検査)です。バスやモノレールなど公共機関の運転手さんが受ける定期検診で活用されています。

アクチグラム検査

眠気が強いなどの症状はあるものの、いびきはない…という患者さまが対象となります。

(睡眠時無呼吸症候群ではなく) 睡眠不足・過眠症など別の睡眠の病気を調べるもので、腕時計型の小型センサーを1週間~2週間装着していただきます。検査料は自費となります。

この検査方法を導入している機関は多くありません。

メリット 自動で睡眠の状態を計測することができる
デメリット 自費診療のため、保険適用外
料金 2,000円(税込)

その他の検査

血液検査、聴力検査(聞こえの検査)、嗅覚検査(においの検査)、 鼻腔通気度検査 (鼻の通り具合を調べる検査)、鼻咽腔ファイバー検査(鼻・喉のカメラ検査)なども実施しています。

その他の検査